この記事は、v2rayNに2つ以上のサブスクリプションを登録し、数十から数百台のサーバーを管理しているユーザー向けです。設定後は、提供元ごとに購読グループを管理し、地域・プロトコル・用途でサーバーを絞り込み、更新を個別に設定できます。サブスクリプションへ直接接続できない場合は、プロキシ経由で更新することも可能です。
まず提供元ごとに購読グループを作成する
v2rayNを開き、メインメニューから「購読グループ」→「購読グループ設定」へ進みます。複数の購読URLを1つのグループに続けて貼り付けず、提供元ごとにグループを作成し、別名、購読URL、更新間隔、有効状態を個別に設定してください。こうすれば、1つのグループを更新しても、他の提供元のサーバーが同時に変更されることはありません。
グループの別名には提供元と用途を含め、「購読1」「予備2」のような名前だけは避けます。「提供元略称-用途」の形式がおすすめです。例:「Alpha-日常」「Beta-予備」「Lab-テスト」。別名はグループ選択画面やサーバー情報に表示されるため、6〜16文字程度にすると一覧で見やすくなります。
グループ項目の入力方法
日常利用グループ
- 別名
- Alpha-日常
- 更新間隔
- 180分
- 更新を有効化
- オン
- プロキシ経由更新
- 必要に応じてオフ
毎日接続する主要な提供元に使います。更新間隔は60分未満にする必要はありません。
予備の提供元グループ
- 別名
- Beta-予備
- 更新間隔
- 720分
- 更新を有効化
- オン
- プロキシ経由更新
- 障害時に有効化
予備一覧の更新回数を減らし、現在使っていない提供元を頻繁に更新しないようにします。
保存後、「購読グループ」メニューから対象グループを選んで更新します。初回インポートはグループごとに実行し、更新前後のサーバー数を記録してください。たとえばAlphaグループが64台、Betaグループが38台を読み込んだ場合、次回の更新で突然0台になったら、まず更新ログを確認し、すぐに元のグループを削除しないでください。
キーワードと正規表現でサーバーを絞り込む
ノードが100台を超えたら、スクロールだけで探すのはやめましょう。まずサーバー一覧の絞り込み欄で、「東京」「シンガポール」「VLESS」「予備」などの一般的なキーワードを使います。通常はサーバーの備考が検索対象になるため、備考名が統一されているほど検索結果は安定します。
一般的なキーワードは一時的な検索に向いています。複数の地域を同時に絞り込む場合は、正規表現を使えます。入力前に、現在のバージョンで正規表現モードが有効になっていることを確認し、まずは簡単なルールから試してください。式が複雑になるほど、空白、括弧、ノード名の変化によって対象を取りこぼしやすくなります。
- 東京のノードだけを見る:
東京と入力し、「日本-東京」や「JP-東京」など異なる命名がないかも確認します。 - 東京または大阪を表示する:正規表現モードで
東京|大阪と入力します。 - 日常用の印が付いたノードだけを見る:
^\[日常\]と入力します。備考が統一したプレフィックスで始まっていることが前提です。 - テスト用ノードを除外するには、まず対象地域で絞り込み、次に備考に「テスト」「一時」などの印が付いた項目を確認します。遅延の数値だけで用途を判断しないでください。
| 検索対象 | 絞り込み内容 | 想定される結果 |
|---|---|---|
| 単一地域 | シンガポール |
備考に「シンガポール」を含むサーバーに一致 |
| 2つの地域 | 東京|大阪 |
正規表現モードでいずれかの地域を表示 |
| 固定用途 | ^\[仕事\] |
「[仕事]」で始まる備考だけを表示 |
| プロトコルの印 | VLESS |
備考にプロトコル名が含まれている場合のみ有効 |
フィルターは現在の一覧の表示範囲だけを変更し、サーバーのプロトコル、アドレス、ルーティング設定は変更しません。ノードが見つからない場合は、まず絞り込み欄を空にしてから、左側または上部で選択している購読グループを確認します。よくある誤判断は、絞り込み語が残ったままなのに、空の一覧を購読更新の失敗だと思い込むことです。
結論:まず備考を統一し、その後に検索する
フィルター機能が参照するのは既存の項目だけです。備考に提供元、用途、地域を固定しておくほうが、長くなり続ける正規表現を管理するより安定します。サブスクリプション名が変わっても、備考のルールだけを調整すれば済みます。
数百ノードに備考ルールを設定する
備考では、ノードの提供元、用途、地域の3点を分かるようにします。おすすめの形式は「[用途] 提供元-地域-番号」です。例:「[日常] A-東京-01」「[予備] B-シンガポール-03」。角括弧のプレフィックスは絞り込みに、提供元の略称はグループ識別に、末尾の番号は同じ地域のサーバーの区別に役立ちます。
リアルタイムの遅延を備考に入れないでください。遅延はネットワーク状態で変化するため、「東京-50ms」と書いても数時間後には実態と合わなくなる可能性があります。プロトコル名は、プロトコルで絞り込む必要がある場合だけ追加します。例:「[テスト] A-東京-VLESS-02」。日常用ノードは種類列でVMessまたはVLESSを確認できます。
備考を固定項目に分ける
日常用ノード
- 用途プレフィックス
- [日常]
- 提供元略称
- A
- 地域
- 東京
- 番号
- 01
最終的な備考は「[日常] A-東京-01」となり、長期運用に適しています。
一時的なテストノード
- 用途プレフィックス
- [テスト]
- 提供元略称
- C
- 地域
- フランクフルト
- 番号
- 02
テスト完了後はプレフィックスでまとめて検索し、残すか削除するかを判断します。
- 提供元の略称は1文字または2〜4文字に固定し、サブスクリプションの表示名が変わっても変更しません。
- 地域名は表記を1つに統一し、「東京」「Tokyo」「JP-TYO」を混在させないでください。
- 番号は01から始めて2桁に統一します。並べ替えたときに1、10、2の順になるのを防げます。
- 用途プレフィックスは「日常」「予備」「テスト」「仕事」など、2〜4文字に収めます。
- 一括変更の前にグループで絞り込み、Aの提供元用プレフィックスをBの提供元に適用しないようにします。
購読更新後、サーバー側で提供された備考がローカル名を上書きする場合があります。まず少数のノードで、現在のバージョンと購読形式の動作を確認してください。1つのノードの備考を変更して対象グループを更新し、備考が保持されるか確認します。上書きされる場合は、主要な分類をグループの別名と絞り込みルールに置き、各ノードの名前変更に時間をかけないでください。
結論:備考ルールは再生成できる形にする
命名規則を1行のテンプレートとして記録し、提供元と地域の対応表も残します。購読更新で備考が置き換わっても、同じルールですぐに復元でき、記憶を頼りに1件ずつ整理する必要がなくなります。
グループごとの更新間隔とプロキシ経由更新を設定する
「購読グループ」→「購読グループ設定」へ進み、グループごとに更新間隔を入力します。主要な提供元は180分、予備の提供元は720分、一時的なテスト用は自動更新を無効にして手動で実行する設定がおすすめです。すべてのグループを極端に短い間隔にしないでください。数分おきに更新しても、ノード一覧が安定するわけではありません。
自動更新を使う前に、v2rayNが起動していて、システムがスリープしておらず、対象グループが有効になっていることを確認します。更新結果には、リクエスト、解析、サーバー数に関する明確な情報がログに出るはずです。定期タスクの実行だけが表示され、追加数や更新数が出ない場合は、購読URLの応答内容を引き続き確認してください。
日常グループ:180分ごとに更新
予備グループ:720分ごとに更新
テストグループ:自動更新を無効化
更新順序:日常 → 予備 → テスト
異常時の判断:サーバーが0台ならまずログを確認
購読URLに直接アクセスできない場合は、まず利用可能であることを確認済みの既存サーバーへ接続し、対象グループで「プロキシ経由更新」または同等の「プロキシを使用して更新」オプションを有効にします。ローカルプロキシの待ち受けポートが10808の場合、更新リクエストは現在のプロキシ経路を通って送信されます。v2rayNのバージョンによって項目名が多少異なるため、「購読グループ設定」画面に表示される実際のラベルを確認してください。
- メイン一覧で、動作確認済みのサーバーを1台選び、アクティブサーバーに設定します。
- システムプロキシを有効にし、ブラウザーから正常にリクエストを送信できることを確認します。
- 対象の購読グループを開き、プロキシ経由更新を有効にします。
- そのグループを手動で更新し、ログに表示される応答ステータスと解析数を確認します。
- 更新が成功したら、ノード数、備考、プロトコルの種類を確認します。「完了」という表示だけで判断しないでください。
重複ノード、空のグループ、更新タイムアウトを確認する
複数サブスクリプション管理で最も多い問題は、インポートできないことではなく、同じサーバーが複数のグループに重複して現れることです。まずアドレス、ポート、転送方式、サーバー識別子を比較し、備考だけで判断しないでください。どちらも「東京01」と表示されていても、異なる接続元から来ている可能性があります。逆に備考が違っていても、実際には同じアドレスとポートを指していることがあります。
空のグループは通常、購読URLの無効化、絞り込み条件による全サーバーの除外、または現在のクライアントで認識できない応答内容のいずれかが原因です。絞り込み欄を空にし、一時的なフィルターを解除してから再度更新してください。それでも0台ならログを確認します。先にグループを削除しないでください。元のURL、更新時刻、オプションが原因の特定に役立ちます。
購読更新が何度もタイムアウトするときは?
利用可能なサーバーへ接続し、「購読グループ」→「購読グループ設定」へ進み、失敗したグループでプロキシ経由更新を有効にしてから手動更新します。それでもタイムアウトする場合は、ローカルプロキシポートが現在の設定の10808になっているか確認し、ログに接続拒否が出ていないか調べてください。
更新後にノード数が突然0になった場合は?
サーバーの絞り込み欄を空にし、正しいグループが選択されていることを確認してから、更新ログのダウンロード結果と解析結果を確認します。応答内容が空、または形式に問題がある場合は、そのグループの自動更新を一時的に無効にし、元の設定を保持してください。
同じノードが2つのグループにある場合、どちらを削除すべき?
アドレス、ポート、プロトコル、転送パラメーターを比較し、更新が安定していて備考が分かりやすい提供元を残します。2つのグループを主要・予備として使い分ける場合は、両方残しても構いませんが、提供元プレフィックスで区別してください。
一括変更した備考が更新後に元へ戻った場合は?
現在の購読更新で、サーバー側の備考が再書き込みされていることを示します。提供元はグループの別名に入れ、用途と地域のルールは固定テンプレートとして記録してください。次回は絞り込んだ対象ノードだけを一括処理し、一覧全体を1件ずつ変更しないようにします。
自動更新を設定したのに時間どおり実行されない場合は?
予定時刻にv2rayNが起動していること、端末がスリープしていないこと、グループで自動更新が有効になっていることを確認します。その後、ログの定期タスク記録を確認してください。クライアントを起動した直後であれば、まず手動更新を行い、URLとプロキシ経由更新の設定を検証します。
月に1度グループを整理する
- 各グループの正常なサーバー数の範囲を記録します。例:主要グループは通常55〜70台。
- 無効であることを確認し、2回連続の更新でも復旧しない一時ノードを削除します。
- 備考プレフィックスが統一されているか確認し、「予備」「バックアップ」など重複する用途名を統合します。
- 各グループで少なくとも2台のサーバーをテストし、一覧に表示される遅延結果だけに頼らないでください。
- すべての設定を一度エクスポートし、ファイル名に日付を入れます。例:
v2rayN-config-2026-08.json。
整理後は通常、「主要グループ1つ、予備グループ1つ、必要なテストグループ」を残すほうが、多数の提供元を同時に有効にするより管理しやすくなります。グループ数は多ければよいわけではありません。提供元、用途、更新間隔、備考ルールをすぐ識別できれば、数百のノードでも数回の絞り込みで見つけられます。